神経性頻尿


神経性頻尿とはおしっこを頻回にするもので、病気ではありません。今トイレに行ったかと思うとまた、すぐにまたおしっこをしに行きます。

原因
心因性のものです。緊張状態が続くとか、いわゆるストレスが貯まった状態があるかもしれません。

症状
とにかく頻回におしっこをしにトイレに行きます。排尿痛などはありません。熱もなく、おしっこをしても痛みはありません。夜には頻回に行くことはありません。尿の量も多くありません。やせたりすることもありません。その他の体の様子も悪くありません。検尿以外の検査の異常はありません。

診断
尿検査には異常はありませんので診断は容易です。

治療
特に治療をする必要はありません。

注意すること
ちょっとしたきっかけでおしっこが近くなり、周囲の人がそのことを気にするようになると、ますます精神的な緊張が高まります。そうなるとますますトイレに行くようになります。
子どもの様子をよく見て、何か緊張状態を作り出すことがあればそれらを取り除いてあげてください。
おしっこにいったときに、「またいったの」といわないように気をつけてください。そのように言われるとまたすぐトイレに行きたくなるものなのです。


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