毛孔性苔癬 Lichen pilaris


毛孔性苔癬とは
毛孔性角化症(keratosis pilaris)ともいいます。小児期に初発し、思春期に顕著となります。

症状
1)直径1〜2mmの常色、白色、淡紅色あるいは褐色のとがった丘疹で毛孔(毛穴)に一致し、それぞれの疹は融合しません。多発します。
2)触るとざらざらとした感触があり、時に淡紅色を呈します。
3)両側の四肢の伸側に分布し、特に上腕伸側、あるいは大腿伸則から外側に著明です。
4)かゆみはありません。

治療
1)20代以降に自然に軽快し、その後消退しますので、特に治療はいりません。
2)時に対症的に尿素軟膏、サリチル酸ワセリンを使います。

(文献 15)

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