TVRtuscan S


 イギリスのバックヤードビルダー的メーカー、TVRのニュースタンダードモデルがタスカン。TVRが作る車は軽くてものすごく大きなエンジンを積む。1960 年代に各地のレースを席巻した“TVR タスカン”の勇名を甦らせた完全なニューモデル。シャシー構成はこれまでの TVR 各車に準じるが、エンジンが新設計のオリジナル 6 気筒。インテリアも、カーオーディオ以外はすべて TVR 自製という凝りに凝っている。
 タスカンの高性能バージョン。エンジンは 390 PS までスープアップされ、タイヤは 18 インチに格上げされる。最高速は 300 km/h を優に上回るというモンスターマシンである。

■2003年モデル
■2ドアタルガトップクーペ
■右ハンドル
■5MT
■FR
■4235x1810x1200 [mm]
■1100 [kg]
■2人乗り
■直列6気筒DOHC24バルブ
■3996 [cc]
■390 / 7000 [kW(ps)/rpm]
■420 / 5250 [Nm(kg・m)/rpm]
■1080万円

(Autotrading のホームページより一部拝借しました)

 西武警察の撮影中に事故を起こした車はこれより1ランク下のタスカンスピードシックスというタイプですが、それでも3.6l、350馬力(810万円)でなんと1100キログラムしかなく、パワーウエイトレシオ3.14とポルシェターボの最強番GT2(3.18)や最高速スポーツカーのフェラーリマラネロ(3.40)よりも小さい値です。この値は1馬力当たりの車の重量で小さい方がより速く走ることができるといわれています。とんでもない車というべきでしょう。上にご紹介したタスカンSはなんとパワーウエイトレシオ 2.82という想像を絶するモンスターマシンです。
ちなみに現在、500馬力という怪物マシンを次々に作っているメルセデス・ベンツのプラッグシップもせいぜい4.0以上です。なぜかというと重いからです。このスーパースポーツはものすごく軽いのです。これは裏を返せば、かなり怖いことです。
 あるプロレーシングドライバーがテストで猛然とタイヤを軋ませ、摩擦による白煙をまき散らして、ダッシュしていましたが、おしりが左右にがくがく揺れていました。本当のプロでもこれだけおしりを振るのをコントロールするのは難しいのに、素人がダッシュするとなると練習に練習を重ねて、よほど気をつけるべきだったのでしょう。
 社長の渡哲也さんはきちんと対応されていたようですが、事故を起こした本人は「頭が真っ白で何も覚えていない」と語り、事故後の適切な処理をしていたとはいえません。きちんとした大人の対応とはいえませんでした。確かに渡さんは良かったのですが、本人が直後から出てきてはっきりと謝罪をするべきだったと思います。

 これほどの高性能ではありませんが、私もマセラティ(5.0)で雨の日にぐっとアクセルを踏み込んだら、おしりをブルブルッと振ってひやっとしたことがあります。以来雨の日にはアクセルを強く踏み込むことはしません。
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