赤ちゃんの鼻づまり


 生後1~2か月ごろ、熱も咳もないのに鼻をつまらせたり、寝苦しそうにすることがあります。赤ちゃんの鼻の穴は小さく、鼻の粘膜が敏感なので、ちょっとした気温の変化などの刺激で鼻みずが出ます。 最近では夏でもお母さんたちが、冷房を効かせすぎて、冷たい空気を吸い、加えて、冷房で空気が乾燥して、鼻づまりがひどくなることが多くなりました。また暖房で部屋が乾燥すると鼻みずがねばっこくなって、鼻をつまらせてしまいます。 また、家族の誰かが、風邪を引いていて、感染するとすぐに鼻水や鼻づまりが出てきます。赤ちゃんは□で呼吸することが下手なので、鼻がつまるとお乳が飲みにくくなり、機嫌がわるくなります。

治療
①暖房で部屋が乾燥しないように、加湿器などを使いましょう。
②冷房をつけるときは乾燥しないように、冷やしすぎないようにしましょう。
③鼻水をスポイトなどで吸い取ったり、綿棒で鼻をそうじしましょう。
 スポイトや綿棒を使うときはあまり奥に入れたり、粘膜を傷つけないようにしましょう。
 粘膜を傷つけると、ますます鼻閉がひどくなったり、出血をしたりします。
④お風呂などの湯気も鼻がつまるのを楽にしてくれるでしょう。

注意
この場合は必ず診察を受けてください。
①水ばながひどくなったり、どろっとねばくなってきたとき。
②鼻づまりのためお乳の量がふだんの半分くぐらいに減ってきたとき。
③咳が出てきたり、熱も出てきたとき。


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