鼻出血

出血部位
鼻の入り口から１cmくらいの所にキーゼルバッハという細い血管がたくさん集まっているところがあります。ほとんどここから出血します。こどもがこの部位をさわったり、こすったりする事で出血します。

出血しやすい状態
①炎症などでかさぶたがあると、こどもは鼻を触り、出血を繰り返します。これが鼻出血の９０％を占めるといわれています。
②鼻アレルギー
③外傷：鼻を打ったりするとよく出血します。
④異物：おもちゃなど入れることがあります。このため傷ついて出血しやすくなります。
⑤血液疾患：出血しやすい病気があると止まりません。

処置のしかた
①出血している側にガーゼを丸めるか、綿で綿球を作って、入れ、鼻の外側から鼻の真ん中に向かって、約10分間圧迫します。ガーゼも綿球もないときはティッシュを固めに丸めて、入れます。
②鼻の上部をタオルで冷やします。
③上向きに寝ると血液がのどの方に落ち、飲み込んでしまうので、座るか腹這いになる方がいいです。

その他の注意事項
いつまでも止まらない場合は耳鼻科の先生を受診して、出血を止めてもらいましょう。
そのあと、出血が止まりにくい病気が隠れていないか小児科を受診して、調べておきましょう。