異物を飲み込んだとき


次の5群から飲み込んだものを探して、飲み込んだものが少量ならば判断してください。
量が多かったり、こどもさんの様子がいつもと違うようでしたら、必ず医療機関に相談してください。あくまで参考資料としてください。ページの内容につきまして、事故がありましても責任は負いかねます。

@事実上無害。消化管刺激による嘔吐などが見られる場合があるが、大部分無症状。全身への影響はないか無視できる。大部分は治療を必要としない。消化管刺激が予想される場合には水、牛乳、卵など飲ませて様子を見る。

アイメイクアップ化粧品アストリンゼンアンチモールド(70%エタノール)色鉛筆
インク(黒、ブルーブラック、赤)エアゾール殺虫剤(ピレスロイド系)鉛筆芯オキシフル(3%過酸化水素水)
おしろい化学泡消火剤家庭園芸肥料蚊取り線香・マット
ガラスクリーナーカーワックス緩下剤靴クリーナー
靴ずみ口紅グリースグルタミン酸
クレパス・クレヨンクレンザークレンジングクリーム化粧水
毛ジラミ駆除剤(スミスリン)健胃消化剤サッカリン殺鼠剤(クマリン系)
除毛クリームシェービングクリーム湿気取り(塩化カルシウム)シャンプー(薬用を除く)
シリカゲル人工甘味料水銀体温計(金属水銀)水彩絵の具(子供用)
石けん(薬用を除く)線香洗剤鮮度保存剤
台所用液体洗剤脱酸素剤脱臭剤チョーク
点眼液(市販)塗料(室内用)乳液(化粧品)入浴剤
粘土練り歯磨きのりハイポ(チオ硫酸ナトリウム)
パテパラフィンワックスビタミン剤避妊用ピル(10錠以内)
避妊用ゼリー粉末ABC消火剤芳香剤防臭剤・制汗剤
哺乳びん消毒液(0.1%次亜塩素酸ナトリウム)ポリエチレングリコールボールペンインクマッチ頭(20本未満)
マッチすり板リップクリーム冷蔵庫脱臭剤ろうそく
ワセリンワーファリン

A多量に摂取した場合、あるいは成分により、ときに危険な場合がある。
 水、牛乳、卵、活性炭などを飲ませて、様子を見る。ときに胃洗浄、催吐を必要とする。

アフターシェーブローションオーデコロンおむつ用洗剤カラミンローション
香水殺鼠剤(シリロシド)柔軟仕上げ剤スプレー消臭剤
染毛剤T、U液たばこネイルラッカーパラジクロールベンゼン
風呂水清浄剤ヘアスプレーヘアトニックヘアリキッド
ヘアリンスマッチ頭(20本以上)

B多量に摂取した場合、中毒を起こす危険がある。また、気道・消化管刺激が強いものがある。
 胃洗浄、催吐、活性炭投与など適切な治療を必要とする。ときに入院観察、治療を必要とする。

アセトンアニリン油絵の具アルカリ電池
いぼコロリ(10%サリチル酸)インク(緑、紫)ウジ殺し(オルトジクロロベンゼン)エタノール
塩化ベンザルコニウム(10%液)塩化ベンゼトニウム(10%液)家具つや出し剤過酸化水素水(高濃度)
ガソリンガソリンタンク除水剤カビ取り剤(次亜塩素酸、水酸化ナトリウム)コールドパーマローション(T液)
サンタンオイル水彩絵の具(専門家用)スタンプインキスミチオン
石油類接着剤(速乾性)低毒素有機リン殺虫剤凍結防止剤
謄写版インク灯油ドライクリーニング液日焼け止め化粧品
漂白剤(家庭用)プラモセメダイン風呂釜洗浄剤ベンジン
ホウ酸ポスターカラーマイナートランキライザーマニキュア除光液
メチルアルコール油性インクライター燃料

C重篤な中毒あるいは傷害を起こすおそれがある。
 胃洗浄、催吐、解毒剤投与などを行い、入院させて十分な監視下に置く。各種の緊急検査、特殊治療が必要となる。

アスピリンアセトアミノフェンアンモニア水インク消しT液(蓚酸)
塩化ベンザルコニウム(50%液)過マンガン酸カリウム感冒薬クレゾール
解熱鎮痛剤降圧剤コールドパーマ中和剤(U液)錆取り
サリチル酸ジギタリス樟脳シロアリ駆除剤(クロールデン)
せき止めシロップ脱毛剤(粉末)鉄剤電動皿洗器用洗剤
点鼻薬(血管収縮剤)トイレ洗剤トルエンナメクジ駆除剤(メタアルデヒド)
ナフタリン尿臭除去剤灰皿の水(ニコチン滲出液)排水パイプ洗浄剤
花火漂白剤(業務用)フェノサイアジンフェノール
ヘキサクロロフェン防虫剤リン化亜鉛殺鼠剤

D重篤な中毒あるいは傷害を起こす可能性が非常に高い。
 緊急処置、厳重な管理が必要である。

塩酸黄リン苛性ソーダ殺鼠剤(フラトール)
殺虫剤(一部)三環系抗うつ剤シアン化合物除草剤
ストリキニーネパラコートひ素無機系殺鼠剤
有機フッ素系殺鼠剤

※ボタン電池の危険度
気管支や食道、胃の粘膜に付着して炎症を起こし、穴が開いてしまうことがあります。非常に危険です。
「子供のおもちゃや身の回りにある体重計などに使われているボタン電池が、いかに危険であるかを多くの人に知ってもらいたいのです。そしてできるなら、ボタン電池が使われているものを処分することをお勧めします。」 ちなみに昨年12月にはアメリカで、1歳女児がボタン電池の誤飲により死亡した。家族はすぐに気付かず、病院でボタン電池を摘出した時には食道に穴が開いていたという。
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