魚の骨をのどにかけたとき


魚の骨が刺さってもすぐに心配と言うことはありません。骨の種類や硬さによっても違いますが、ご飯とかいろいろな食べ物を飲み込むと一緒になって胃に落ちてしまうこともあります。

刺さったままだとどうなるかというと、その部分が化膿することがありますが、大事になることはあまりありません。 ただ家庭で無理に取ろうとすると、返って喉の粘膜を傷つけることもありますので、なるべくはやめに耳鼻科の先生に取ってもらいましょう。

私達小児科のところにもよく来られます。目で骨が確認できたら、長いピンセットとか異物鉗子といって異物を取るようなものを使ってとることができます。要は見えるかどうかです。
見えないものはやはり耳鼻科の先生に特殊なファイバーで見てもらって取っていただくことになります。

刺さっていなくても、ちくちくすることが続くことがあります。この場合は、小さな傷が残っていることがあり、これは心配ありません。

魚の骨をかけた後、魚を食べなくなることがありますが、心配ないものだということをよく言ってあげてください。
現在、食生活はどんどん魚離れしていますが、栄養面では非常に貴重ですので、魚の骨をじょうずにはずして食べることができたら、ほめてあげましょう。
前の画面に戻る 応急処置へ
禁転載・禁複製  Copyright 1999 Senoh Pediatric Clinic All rights reserved.